TIPS

⑦小さな「先回り」で、小さな「余裕」を積み重ねる

2016年1月28日

Q.あなたにとって仕事と子育ての両立とは何ですか?

A.この問いに関してはのらりくらりと避けていた感ありです。ついにこの時が。

僕は8年前にWEBデザインの制作会社を立ち上げ、その年に息子が生まれました。
妻も数年前からベビー向けコンテンツを企画する会社を運営しており共働き家族です。息子8歳(小学二年生)、娘2歳(保育園)。

今も子供の成長に合わせて様々な問題に直面するのですが、だいぶ子供達も大きくなりお互いにやるべきことに集中でき始めている気がしています。

本題に移りますが、両立とは?

今こうして考える機会なのですが正直よくまだ分かりません。
「子育て」「両立」とこの二つのキーワードを聞くと、自営なんでなかなか..と煙に巻いてしまいます。

こんな事が数年前にありました。

家に遅く帰ったある夜、台所に洗われず放置された積み重なった食器達が。ベッドを見ると子供達と団子状態でぐっすり眠る妻。1日大変だったんだなあと思い、良し!っと食器洗いを…しかし想像以上に多いなあ…自分も疲れたなあ…と。半分まで洗ってすぐ布団の中に。

朝起きると、妻がカンカンです。「なんで半分だけ!だったらやんない方がいいから!」
え〜そうなの!半分だけでもやんないよりましじゃない!?と僕はびっくりです。
半分だけでも洗ってくれてありがとうね。とそんな甘い言葉を僕は期待していました。

妻からすると、その中途半端な気持ち姿勢が、家族生活の中ではありえないと。というか家族でなくても誰に対しても中途半端はだめ…

両立とは?

育児の中で大きい小さいはあまり関係ありません。自分はこんなにあれこれをやったから!という利己的な考えはお互いに求めあうだけになる危険な気持ちです。

ただなんとなく直感的に分かるのは、お互いが今見えていてお互いに出来ることをするのではなく、妻の視野に入ってないところを小さくても今必ずできることをすることではないでしょうか。仕事の時間、子育ての時間を天秤にかけてしまうとそれはもう難しいことばかりなので。

Q.実践している『HACKTION』は何ですか?

まだまだ僕自身しっかりと習慣化され実践できてないですが、例えば、洗剤のボトル量を読み切って事前に補給しておくとか…
小さすぎですね。

補給しておくと、妻の朝のお仕事がひとつ減り余裕ができる。
余裕ができると、視野が広がる。
視野が広がると、明日起こる問題を先読みして、話し合いができる。
話し合いができる。※ここ重要です。
そして朝がクリエイティブになって、午後が心地良い。
そうなると、自分が一緒に席につけなくとも妻と子供達の夕飯は笑顔でいっぱいです。

笑顔の無限ループです。

こんな上手くいかないよ!と声が聞こえてきそうですが、妻が笑顔になると家族はきっと笑顔になります。小さな先回りの積み重ねであって欲しいなと、それを信じて日々精進します。