北欧パパ特集 北欧パパ特集 ノルウェー

子育支援制度 ノルウェー

2016年6月10日

基礎情報

ノルウェーはスカンディナビア半島の西岸に位置し、国土面積は日本とほぼ同じで約7300km²(熊本県程度)だけノルウェーの方が広い。北極海およびノルウェー海に面し、海岸にはフィヨルドが発達している。ミッドナイトサン(真夜中の太陽)やオーロラを鑑賞しに世界中から観光客が訪れる。首都のオスロは緑の多い静かな港町であり、アーケシュフース城やノルウェーが生んだ世界的な画家ムンクの美術館などがある。

育児休暇

両親ともに産前10ヵ月の間に6ヶ月以上職に就いていた場合は、育休期間49週を選ぶとそれまでの給与の10割が支給、59週を選択すると8割が支給される。

そのうち10週間は父親だけが取得できる「パパ・クォータ制(有給育児休業期間のこと)を世界で初めて採用。現在は父母が各々最低10週間ずつ有給を取得するという制度となっている(母親には産後6週間の休暇取得が定められているため、厳密には育休は4週間。産前の3週間母親が取得する休暇は両親の育児休暇に含まれる)。

国が補償する産休・育休の対象年収には上限(555,000ノルウェークローネ=約721.5万円 ※1ノルウェークローネ=約13円)があり、差額分を補填してくれる会社もある。

児童手当

子どもが18歳になる月まで、所得に関係なく一人当たり970kr(約13,000円)の児童手当てが毎月支給される。1歳以上2歳未満の保育園に通っていない子供を持つ家庭には、毎月6000kr(約79,000円)の手当が支給される。子どもの傷病手当として両親1人あたり年に10日ずつ取得することが出来る。

労働時間

週の労働時間は平均35時間であり、授乳の必要がある女性は、1日2回、1回につき30分の休憩をとることが可能である。もしくは、1日1時間労働時間の短縮を要求することが出来る。

参考出典