北欧パパ特集 北欧パパ特集 フィンランド

子育支援制度 フィンランド

2016年6月10日

基礎情報

フィンランドはヨーロッパ北部に位置する国であり、日本と同程度の国土面積、人口は540万人。国土の7割は森林であり、湖の数は約19万あるという、まさに 「森と湖の国」。アルヴァ・アアルト、アラビア、イーッタラ、マリメッコなどの世界的有名なデザイナーやデザインが生まれた国でもある。また、教育や福祉が充実している国として長年注目を浴びている。

育児休暇

母親は出産予定日の5~9週前から育児休暇をとり、最大9ヶ月の取得が可能。父親は最大9週間(祝日を除く)与えられ、休暇を短くする事も可能。

育児休暇中の給与は、対象者の昨年の給料によって変化する。月曜から土曜までを対象とし祝日は対象外。最低額は1日23.93ユーロ(1ユーロ=約123円、23.93ユーロ=約2,943円)。

また出産予定日の2ヶ月前までに申請をすると「マタニティボックス」という、赤ちゃんに必要な衣類や玩具、ケアセットなど約50種類のアイテムが無料で国から配布される。その代わりに、140ユーロ(約17,300円)のお祝い金を受け取るという選択もできる。

児童手当

17 歳未満の全ての子どもについて、その子どもを扶養する親(又はその他の扶養者)に対して毎月支払われる。支給額は、 家庭の所得水準や資産の水準には左右されないものの、2人目以降に対する割増給付の制度がある。また、ひとり親に対しては、支給額の割増制度がある。

労働時間

平均的な勤務時間は朝8時から午後4時まで。近年はフレキシブルな勤務時間を設けている会社が多い。基本的に労働時間は7時間半。それ以外はあまり残業をせず、子どもを持つ親は仕事が終わるとすぐに帰宅する人が多い。

参考出典