北欧パパ特集 北欧パパ特集 フィンランド

FI②日常のパッケージを保管して、アイディアをひきだす

2016年6月16日
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フィンランドのアンッティ-ユッシさんは美術に関心が高く、手先も器用なので、子どもと一緒にお絵描きやハサミを使った工作を楽しみ、その中で色の知識も教えるようにしている。

子ども達もそれが大好きで、普段の生活で出た食料品や文房具などのパッケージを保管しておき、それらを使って自由な発想で次々にアイディアを披露してくれる。

ときには、勤務先である大学の水彩画教室にも娘を連れて行き、家庭とは違った環境でも一緒に趣味を楽しむ。そして、出来上がった作品に対しては悪いポイントを指摘するのではなく、必ず良い点を見つけ、褒めるようにしている。

アンッティ-ユッシさんいわく、「絵を描く事は心を落ち尽かせる効果もあるから、大人になっても是非続けて欲しいんだ」とのこと。

また、家族旅行の際に子ども達に1冊の真っ白なノートを渡し「旅の思い出日記」を作ってもらうのも、成長発見に繋がるという。

 

アンッティ

アンッティ−ユッシ・ユリハリユ

フィンランド生まれ、イギリスの大学でインダストリアルデザインを専攻。卒業後、日本に5年半在住し、現在はフィンランドの美術大学に勤務。冬は氷や雪の彫刻などを手がけている。7歳、5歳、2歳の父でありポジティブ思考なパパ。