北欧パパ特集 北欧パパ特集 ノルウェー

NO①先生に話を聞き、子供との会話の質を高める

2016年6月16日
先生(アイキャッチ)

ノルウェーのトールさんは、子どもとの時間を確保するため、小学校や保育園への送り迎えを担当している。上の子が小学校に入学する前は、自転車専用のワゴンに子ども2人を乗せて通っていた。

得るものは大きく、毎日直接先生や子どもの友達とも顔を合わせている為、子どもとの会話の質が高まるそうだ。

トールさんは語る。「子ども本人から今日何をして過ごしたかを聞くだけでなく、先生からも話を聞くことで新しい気付きがあるし、話題がどんどん広がるんだ。下の子はまだしっかり全てを伝えられない年齢だけど、先生から話を聞いておけば、何を伝えたいのか推測しやすくなるよ」とのこと。

迎えの際は、子どもが気付かないように陰からしばらく覗いて、普段どんな過ごし方をしているのかを見るのも楽しみのひとつなのだという。

子どもの送り迎えのどちらかを担当するのは夫婦共働き社会のノルウェーでは一般的であり、特に大変だとは感じていない。

運動不足解消にもなるだけでなく、子どもたちが笑顔でバイバイしてくれると、今日も1日頑張ろうという気持ちになるのだという。

 

トール

トール・アウスティガール

35歳、建築家。自身の設計事務所を営んでいる2歳と6歳の男の子のパパ。日本に3年半留学し、妻は日本人、本人も日本語が堪能な親日家。子どものバイリンガル教育にも協力的。忙しくても週2回のトレーニングは欠かさないアクティブなパパで、元気いっぱいな男の子2人の相手もお手の物!? 自身の職業柄か、レゴで遊ぶ際は本気で創作活動に取り組む。