北欧パパ特集 北欧パパ特集 スウェーデン

子育支援制度 スウェーデン

2016年6月10日

基礎情報

スウェーデンの人口は約986万人。面積は日本の約1.2倍あり、首都ストックホルムは、水に囲まれた「北のヴェニス」とも言われる。毎年12月にはノーベル賞の授賞式が行われ、消費税が25%など、税金が高い国としても有名。ファッションや陶器の人気が高く、介護福祉が進んでいる国としても世界的に知られている。

育児休暇

子ども1人につき父母合わせて480日間(16か月、60週間)の育児休暇があり、そのうち3か月ずつはそれぞれ母親、父親のみが取得できる(取得しなかった場合は無効となる)。残りの10か月は父母のどちらでも取得可。

育児休暇中の給与は、国から育児休暇前の収入をもとに約8割が保証されている。

最初の390日間まで以前の収入の8割、その後90日は1日180スウェーデンクローナ支給されるのが基本。(1スウェーデンクローナ=約13円。180SEK=約2,340円)

この期間は子どもが8才になるまで有効であり、子どもが1年生を終える年まで、パートタイムで働きながら育児休暇が取れるシステムになっている。

児童手当

子ども1人の場合、毎月1,050SEK(約14,000円)の児童手当が支給される。0才保育は無く、1才から保育園に預けることができる。児童手当は子どもが成人する18才まで支給され、18才までは歯医者や医療費が無料となる。なお、出産は無料(食費だけ払う)である。

労働時間

労働時間は週40時間。昼食の時間は拘束時間とみなされず、8時~17時の勤務時間が多く、昼食時間を短縮しできるだけ早く帰る親が多い。例えば両親が2人ともいる家庭では、子どもの世話のために出勤時間をずらし、片方が早めの15時~17時に帰宅し、夕食は18時ごろと早めである。

参考出典