ノルウェー人パパのトールさんは、男女平等社会の国らしく自らも当たり前のこととして家事をするが、子どもたちが興味を示す家事は一緒に取り組むようにしている。
特別なアクティビティをしなくても子どもと楽しい時間が過ごせるという考えからだ。
特に週末は、ママがゆったり過ごす傍らで、和洋中なんでも作れる料理上手なトールさんの指示のもと、子どもたちと夕飯作りということもしばしば。
トールさんいわく「ピザやパンを作る時は、手伝ってもらうようにしているよ。一生懸命作ってくれた料理は、見た目が不恰好でもいつも以上に美味しく感じるし、よく食べてくれるんだ」とのこと。
最近、子どもたちに1番人気なのは毎日の豆挽きで、ミルサーを奪い合ってなかなかコーヒーが飲めないほどだという。DIYもノルウェーでは定番で、子どもたちもIKEAの家具のネジ止めや、壁のペンキ塗りをする。
パパ自らが家事をする姿勢を見せたり、一緒に取り組むことで、子どもたちも家事への意識が高まって、自分のことは自分で出来るようになる。
それは、子ども自身の成長のためにも意味のあることなので、積極的に取り組ませるようにしているという。
トール・アウスティガール
35歳、建築家。自身の設計事務所を営んでいる2歳と6歳の男の子のパパ。日本に3年半留学し、妻は日本人、本人も日本語が堪能な親日家。子どものバイリンガル教育にも協力的。忙しくても週2回のトレーニングは欠かさないアクティブなパパで、元気いっぱいな男の子2人の相手もお手の物!? 自身の職業柄か、レゴで遊ぶ際は本気で創作活動に取り組む。