デンマークのパパは、ごく自然に楽しんで育児に参加している。それは、そもそも自分が楽しいと思うことをやっているからという点もあるようだ。
例えば、クリスチャンさんはレゴやコンピュータゲームなど、自分が好きなことで子どもと一緒に遊ぶことが多い。
それどころか、実はクリスチャンさんが一番楽しんでいる時もある。
5歳もそうだが、3歳の子どもにはゲームはまだ早いように感じるが、意外と楽しんでいたりする。
パパ自身が好きなことをしているから、この「子どもと遊ぶ」という育児がまったく苦になっておらず、結果としてパパと子どもたちは長く一緒に過ごしている。
“子どもたちがパパと遊びたがっているから遊んであげる”という受け身の姿勢ではなく、“自分が子どもたちと一緒に遊びたいから遊ぶ”という積極的なスタンスなのである。
パパが肩ひじを張らないからこそ、子どもとの時間を充実したものにできていると言える。
クリスチャン・ヴィンター
デンマーク生まれ、デンマーク育ち。5歳と3歳の男の子のパパ。コペンハーゲン大学では宇宙物理学を専攻、物理学で博士号を取得。その後ITコンサルとして働く。趣味はギターやゲームなど。